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Name of painter: manadara 

I graduates from the Tokyo University of Arts Japanese style painting department.
held the solo show at TENRI gallely in Paris 2008.The 150th Japan-France exchange anniversary event

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この世界で最初に天に現れましたのは、アメノミナカヌシノカミ(天之御中主神)という神様でした。次に、タカミムスビノカミ(高御産巣日神)とカミムスビノカミ(神産巣日神)という神様が出現なさいました。この三柱(みはしら。※神様の数は、「柱」で数えます。)の神様は、そのお姿を地上には、直接現しませんでした。

その次に、日本の国がまだ海に浮かぶ脂のごとく、くらげのようにただよっていた時に葦(あし)の芽が萌え上がるように現れたのは、ウマシアシカビヒコジノカミ(宇摩志阿斯訶備比古遅神)とアメノトコタチ(天之常立神)という神様でした。これらの五柱の神様は、コトアマツカミ(別天つ神)といって、それぞれ独身(ひとりみ)で現れた天の神様たちです。

その後、クニノトコタチノカミ(国之常立神)とトヨクモノカミ(豊雲野神)の二柱の神様が独身で現れました。その次からは、ご夫婦の神として五組の神々が現れました。そのうちの最後に現れましたのは、イザナギの神と(伊耶那岐命=イザナギノミコト)とイザナミの女神(イザナミノミコト=伊耶那美命)のご夫婦の神様です。(以上、クニノトコタチの神からイザナミの女神までを「神代七代(かみよななよ)」といいます。※ご夫婦の神は、二柱で一代です。)

The oldest history literary book which exists in Japan told to have been formed for 712 years.

KOJIKI (The Japanese myth)

古事記

712年に成立したとされる日本に現存する最古の歴史文学書。天武天皇が稗田阿礼(ひえだのあれ)に命じて覚えさせ、

元明天皇が太安万侶(おおのやすまろ)に書きとめさせたものです。上、中、下の三部構成で成り立ちます。

宇宙からの啓示

伊邪那岐神(イザナギノカミ)・伊邪那美神(イザナミノカミ)

この漂える國を修り理め固め成せ。

Painted by manadara / muse product

絵柄サイズ 455×648ミリ Acrylic on paper

「わたしたちの娘は、8人いましたが、ヤマタノオロチ(八岐大蛇)が毎年やってきては、食べてしまいます。今、そいつが又やってくる時期なので、泣いているのです。」
「そのヤマタノオロチというのは、どんな形の動物なのか。」
「はい。それはもう恐ろしい怪物です。その目は、ホオヅキの花のように真っ赤で、
ひとつのからだに頭と尾が八つづつある大蛇(だいじゃ)です。そのからだには、コケや杉やヒノキの木などが生え、その長さは八つの谷と八つの山ほどもあり、その腹は、いつも血がしたたって、ただれています。」
と老人が説明すると、スサノオノミコトは、少し考えて老人にこう言いました。
「あなたの娘さんを私の妻としていただけませんか。」
「恐れおおいことですが、あなた様はどなたでしょうか。」
わたしは、アマテラスオオミカミの弟です今、天から降りてきました。」
「なんと、それは恐れおおいことです。ならば、わたしの娘を差し上げましょう。」

天つ神のご命令で、鹿の骨を焼いて占ったところ、「女が先に声をかける事はよくない。また戻って改めて言いなおせ。」とのお告げがありました。

そこで二柱の神は、島に降り戻って、もう一度、天の御柱を前のようにお回りになられました。今度は、イザナギノミコトが先に
「やあ、本当に美しい女性ですね。」
とおっしゃると、その後でイザナミノミコトが、
「まあ、本当にすてきな男性ですね。」
とおっしゃいました。このように言い終わった後に男女の交わりをしてお生みなった子が、淡路島(あわじしま。瀬戸内海最大の島。現在は兵庫県の一部)です。

四国・ 隠岐島・ 九州・ 壱岐・ 対馬・ 佐渡
本州と

このように、八つの島をお生みになったのす。
この国を「大八島国=おおやしまのくに」というのです。








国をお生みになった後、イザナギノミコトとイザナミノミコトは天と地の間に存在する目に見えるすべての守り神を次々とお生みになりました。




「なぜ、おまえは、そこで泣いているんだい。」
「はい、わたしは、隠岐の島(おきのしま=島根県に属する日本海の島)に住んでおりました。このイナバの地に渡って来たかったのですが、渡る方法がなかったので、海のサメをだまして、こう言ったのです。『おれとおまえで、どっちの仲間が多いかを数えて、競争しようじゃないか。で、おまえは、自分の仲間をすべて連れて来て、この島から気多の岬まで、一列に並ばせてみてくれ。そしたら、おれは、その上を踏んで走りながら数を数えよう。これで、どっちの仲間が多いかわかるだろう。』こうして、サメたちをだまして海の上に一列に並ばせて、わたしはその上を数えながら走って来ましたが、この地に下りようとした一歩手前で、うかつにもこう言ってしまったのです。『へっ、へ。バカなサメども。お前らはだまされたんだよ。』すると、一番最後に伏せていたサメが、わたしをつかまえて、わたしの毛を剥(は)いでしまったのです。それで困って泣いていたところ、先ほど通りかかった神さまたちが、海水を浴びて、風邪に吹かれて寝ていろと教えてくださったので、そのとおりにしていたら、わたしの全身が傷ついてしまったのです。」
 そこで、オオクニヌシは、そのウサギにこう教えてあげました。
「今すぐに、あの河口に行って、河の水で(※つまり真水で)体を洗いなさい。それから、その河口に生えている蒲(がま=ガマ科の多年草)の花を採って来て、その黄色い花粉をまき散らして、その上をゴロゴロと転がりなさい。そうすれは、あなたの体中の膚(はだ)が治るでしょう。」

岩屋戸の中のアマテラスオオミカミは、外の大騒ぎを不思議に思って、岩戸を少し開いておっしゃいました。
「私が、隠れてしまったので、高天原も葦原の中国も闇につつまれ暗くなったというのに、どうしてアメノウズメノミコトは、楽しんで踊り、多くの神様たちは大声で笑っているのだろうか。」
 そこで、アメノウズメノミコトが、
「あなた以上の尊い神がいらっしゃるので、われわれはみな喜んで笑い、楽しんでおりました。」
と申し上げている間に、アメノコヤネノミコトとフトダマノミコトは、鏡を差し出してアマテラスオオミカミにお見せしました。すると、その姿が鏡に映ったので、アマテラスオオミカミは、ますます怪しいと思って、少し戸から出て外をのぞかれたところ、隠れていたタヂカラオノミコトがアマテラスオオミカミの手をとって引き出し、すぐにフトダマノミコトが、注連縄(しめなわ)を天の岩屋戸の入り口に引き渡し、
「もう、ここから中へは、帰ることはできません。」
 こうして、
アマテラスオオミカミが、天の岩屋戸から出てこられたので、高天原も葦原の中国も自然に明るくなったのです。

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大ハ島国(おおやしまのくに)の誕生。

伊邪那岐神(イザナギノカミ)・伊邪那美神(イザナミノカミ)

国生み/天の御柱-陽

国生みのあと、さらに神々を誕生さす。

伊邪那岐神(イザナギノカミ)・伊邪那美神(イザナミノカミ)

神々の誕生

日はのぼり、天上も地上にもまぶしいばかり日はかがやく。

天照大神(アマテラスオオミカミ))

天の岩屋

八つの頭をふりたてた大蛇が近づいてくる。

須佐之男命(スサノオノミコト)

八岐の大蛇退治

痛いだろう、かわいそうに。

大国主命(オオクニヌシノミコト)

稲羽の素うさぎ

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※参照サイト 日本の神話・古事記 より転載    

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http://www15.plala.or.jp/kojiki/

manadara